2014年5月23日金曜日

花の器を作って欲しい・・・

4月のある朝。
まだ、花の莟が膨らみはじめた頃。。
而今禾・西川さんが常設店舗の商品追加の為に
納品に来て下さった。


 


その日、西川さんとご一緒されたのが
花道家・上野雄次さん。
5月31日(土)に益子参考館にて行われる
花会の打ち合せにいらっしゃったとのこと。





そのイベントの話を伺いながら
而今禾・西川さんから
同じ期間に益子の常設店舗を利用して
何かできたらとのご提案を頂いた。


上野さんと西川さんとお話をしていた時に、
最初、では2階で展示をして頂き、
お花のお教室でも。。との話だったが、
上野さんのお話を伺ううちに、
上野さんはじめ、平間磨理夫さん、小春丸さんという
3名の花人の皆さんが、せっかくいらっしゃって
お花は前日たくさんいけて下さっている。。
そんな時。花の事、花の器の事を話している時に
上野さんがお話されたことがとても印象的だった。


◆◇◆

花をいける立場として話したい事はたくさんあって
焼物を作ってる方にも話したい事がたくさんある。
花器は売れにくい、ということで
花器を作る陶芸家さんが減っている。
特に若い作家さんが。
でも、売れる売れないではなく
特別な日、普段の日、
器にも、霽れと褻(ハレとケ)の器があるように物としてもある。

祭器や花器は霽れの器。
その霽れのものを作る事、
霽れの。造形的な立ちものを作ることに挑む事で
絶対腕もあがる。技術が身に付く。
売れる売れないで物を作るのではなく、
自身の為にたとえ、売れにくいものでも挑んで欲しい。

そういう器を陶芸家のみなさんにこれからも
どんどん作ってほしい。
僕たちもそういう思いをふまえて、
これからも花いけに挑みたい。。。

◆◇◆

そんな話だった。
それを聴いた時に、
そういう話をもっと聴きたいと思ったし、
みなさんに聴いて欲しいと思った。
特に、物を作る人に聴いて欲しい。
どんな物でも、同じように思う。

そして、暮しの中で思い当たる事がたくさんある。
「花をいける」ことを生業にしている方々のお話。
でも、それは、花の話だけではない
すごく大きく広く、深いお話。
だから、ひとりでも多くの方に届けばと思います。

続きは、またすぐに。
花をいけてくださる皆さんの声を、メッセージを
レポートしますので、お楽しみに。。