2009年10月12日月曜日

杉山洋二 ガラス展

10月10日(土)より、ARKギャラリー遊星社で
杉山洋二さんのガラス展が行われています。

二年前の秋にRECODEで行って頂いた以来、STARNETでは三度目の展覧会となります。

螺旋階段を上がった正面から差し込む光と共に、
一面にきらきらと広がるガラスの世界。

-雲海にたなびく陽の光と澄んだ空。

そこはまるで天高く上昇し、白い雲を突き抜けた先にある景色のようで、
クリスタルを含み、美しい輝きを放つガラス群に、一瞬にして目を奪われてしまいます。





今回、コップや皿などの実用性の高いもの以外にも、様々なアイテムの作品をたくさんご用意頂きました。
これらは個性的なデザインのものも多く、制作過程をお伺いしたところ、
初めからデザインをおこして制作するのではなく、
今までの経験を元に自身の技術の特徴を生かし、変化も含め少しずつかたちにしていくことを積み重ねた結果だと仰いました。
その中では無論試行錯誤もあり、難しい技術にも一歩ずつ挑戦し、オリジナリティを大切にし、
独自のしごとを確立され続けているように思います。



スターネットでは初お目見えのピンク色つきガラス。
グラデーションの艶やかな表情は、アンティークガラスのようにも見えてきます。
他には青や緑や紫といった同一のカラートーンで他の作品群とは違う世界を魅せています。



ゆらゆららと宙を漂うかのような、滑らかな曲線が特徴的な大皿。
金のお化粧により絢爛さを足し、晴れの日の食卓が目に浮かびます。
陶器とはまったく異なる表情のガラスの器ですが、「お刺身と相性が良い」と杉山さん。
熱々のものを盛り付けることが難しい分、別の方向で確かなその魅力を発揮するだろうと
美しい曲線を見つめて思うのでした。



スターネットでは久しぶりのガラス展となります。
ぜひこの機会に足をお運びください。

杉山洋二 ガラス展
ARK 2F ギャラリー遊星社
10/10(土)~10/18(日)