2009年9月26日土曜日

額賀章夫 陶展 会期延長のお知らせ



現在ギャラリー遊星社で行われている、『額賀章夫 陶展』が
最終日9/27(日)から10/4(日)に変更となりました。
土祭と共に引き続きおたのしみください。
よろしくお願い致します。

展覧会の様子は後日UP致します。
もう少しお待ちください。

2009年9月23日水曜日

土祭、始まりました。



19日(土)から、土祭が始まりました。
とは言え、すでに五日目・・・大型連休も終わりを迎えようとしています。
鈴木昭男さんの土笛で幕を明け、天候に恵まれ続けた五日間。
スターネットでも額賀章夫さんの展覧会の開催と重なり、
土祭関係者の皆さんやお馴染みのお客様も来店頂き、連日大変賑っています。
土祭は町の初めて試みであるため、入場者数は未知でありましたが、
たくさんのお客様で賑わいを見せていた会場。
お子様連れのお客様も多く、微笑ましい限りです。











土に関連した展示やワークショップ、フィルムの上映、農作物販売の朝市など・・・
またフリンジ出店のテントは、町民やボランティアのみなさんで協力し合い、
ひとつずつ竹で作られています。
益子町に居ながらも、今まで地のモノに触れる機会の少なかった町民の皆さんには
益子の風土を見直す良い機会になったのではないかと感じており、
また、このような側面で益子町を知ってもらうきっかけとなる土祭に
足を運んでくださった町外の方にも、良い見せ方、働きであると感じています。

土祭は10/4(日)まで開催しています。
最終日は満月の下、5月にZONEでコンサートを行って頂きました、
奄美の島唄シンガー朝崎郁恵さんのコンサートが土舞台で行われます。



ぜひ、この機会に益子町に足をお運びください。
我々も店頭で土祭ガイドをさせて頂きます。
お気軽にお声掛けください。

2009年9月13日日曜日

土祭!そして、坂の上のおたのしみ(後半)

前回の「坂の上のおたのしみ」から早くも二ヶ月が経ってしまっていました。
気が付けば、気候や景色は秋を迎える準備に入り、
まだまだ先だと思っていた、益子町で初めて行われる『土祭』(ヒジサイ)の開催も
目の前に迫っています。

『土祭』は、9/19(土)~10/4(日)まで行われ、益子町が主催、
そして当店の馬場が総合プロデュースを務めています。
そのため、何ヶ月も前から馬場は大変忙しく駆け回っておりますが、
スターネットをとおして土祭を知り、ボランティアに駆けつけて下さった方々の力添えもあり、
長い月日を経てようやく皆様の目に触れて頂くことになります。

土祭にあわせてスターネットでもイベントを企画しています。
9/19の初日は、坂の上のZONEにて鈴木昭男さんのライブパフォーマンスを。
翌日9/20~千秋楽の10/4までは、同じくZONEにて川崎義博さんのサウンドインスタレーションを。
鈴木さんはZONEでのライブ同日、土祭の幕開けの儀として益子町の太平神社にて
塤(つちぶえ)による音の奉納を行います。

また10/3(土)には、STARNET MUZIKでもお馴染みの津田貴司さんによる、
ワークショップ+RECODEでのライブパフォーマンスが行われます。

久しぶりのZONEのオープンや各種ライブなどの開催を控え、スターネットも益子町同様、
慌しさの前の静寂なひとときの中、スタッフ各人担当ベースで準備に入り、
土祭を待ち構えています。

さて、本ブログ"坂の上のおたのしみ"の主役RECODEでも、土祭期間中、
土祭にあわせた展示を考えております。





先回ご紹介しました『ギャラリー而今禾』では、
"土祭→土のお祭→土もの→焼き物"というイメージコンセプトで
古い焼き物を中心に展示販売致します。
生産国も時代も様々でありながら、時間を経てきたものという共通項と
而今禾西川さんの一定の審美眼で繰り広げられる世界です。
日本、中国、朝鮮の焼き物を中心に、東南アジア、ヨーロッパ、タイ、トルコの焼き物、
アフリカの土器、デルフトのタイル等々、陶器だけでなく、磁器もいくつか並ぶ予定です。



現在のギャラリー而今禾の様子。先回ご紹介時とはまた違った空間に。
土祭では更に違った空間が登場します。ぜひおたのしみに!





また、RECODEオープン当初より展開している、book pick orchestraによる古書の販売。
文学に精通したメンバーによる選書で、現在絶版書を中心に貴重な古書が
所狭しと並んでおりますが、 こちらも土祭期間中は少し展示内容を変更します。
土や土地に関わるもの、手仕事関連の本等を中心に展示する予定です。
また、彼らは土祭のフリンジにも参加しています。
9/19~21の3日間、田町屋台パークにて益子のかたつむりの会さんと共同で
本にまつわるワークショップなどを企画されているとのことです。
ユーモア溢れるたのしい企画、こちらもあわせておたのしみ下さい!



また、野草茶寮では引き続き日替わりで野草茶をお飲み頂け、
12種類の症状別の野草茶の販売も行っております。
川田鍼灸治療院もRECODEの営業時間と同じく営業しております。
(※川田鍼灸治療院は、9/19(土)はお休みとなりました。ご注意下さい。(9/17追記))





便利な世の中、古き良き知恵が失われつつある現代。
そんな先代の豊かな知恵を見直し、現代社会に少しでもその知恵と営みを反映させたいと願い
オープンしたこのRECODE。
野草茶の提供と鍼灸院併設からスタートし、古書販売、古道具の販売・・・と展示を拡大し
再生を果たした古民家の下、お客様をお迎えしております。
少し急な坂の上ではありますが、土祭期間中のZONEのオープンと共におたのしみください。

※RECODEは2009年12月23日をもって、営業を終了となります。
長い間、ご愛顧頂きありがとうございました。
2010年2月1日に『山の食堂』としてリニューアルオープンとなります。
よろしくお願い致します。(2009年12月26日追記)

2009年8月30日日曜日

松村英治 陶展 会期延長のお知らせ

ギャラリー遊星社で行われている、『松村英治 陶展』が
最終日8/30(日)から9/13(日)に変更となりました。
引き続きおたのしみください。
よろしくお願い致します。

2009年8月24日月曜日

松村英治 陶展

一昨日より、ARKギャラリー遊星社で
松村英治さんの陶展が行われています。

二年前の夏にZONEで行って頂いた以来、STARNETでは二度目の展覧会となります。
前回の展覧会をご覧頂いた方もいらっしゃるのではないでしょうか、
メインで大きな手や足の彫刻の作品を展示頂きましたが、
今回も前回同様、器の他に彫刻を32点制作頂きました。





前回と大きく違うのは、第一に会場の空間規模。
ギャラリー遊星社の空間に準じて制作して下さいました。
よって、今回の彫刻の仕事は自然とより緻密なものになります。





大学で彫刻を学ばれ、土を身近に感じ、その後チベットやネパールを旅され、
目や肌で感じた風景の一片とその後の日々の記憶を制作に紡ぎ出す中、
抽象的に生まれたものを考察し完成する作品たち。
作品の容は様々であるものの、彫刻の仕事に対する真摯で深い感情の中で
最終的に"見てもらうもの"として自身の作品を捕らえ認識をする姿勢に
改めて松村さんの意思を感じられたように思います。

また、器は松村さんの定番作品となる焼き締めと、
新たに始められた技法の灰釉の作品が並びます。
丹念な水肥をあえて省くことによって土本来の質感を味わうことの出来る少し荒めの土で、
感覚的に轆轤を引き、更に素焼きをせずに灰釉を生掛けし焼成して出来た器。
手に取ると、肉厚な胴と表面のひび割れやざらりとした質感に、
土と共存してきた松村さんの新たな仕事を感じ得ることが出来ます。





焼成と磨きを繰り返し何度も行い完成する焼き締めとは対極な仕事に思えますが、
作陶の日々の中で、日常づかいに適した器を模索し改善も続けていると仰り、
使い続けられる器としての存在価値を高められる意識を強く持たれている思考は
彫刻の仕事と一貫性を感じます。



そんな松村さんの魅力がたくさん溢れる展覧会です。
彫刻を含めた展覧会は頻繁には催されないとのことですので、この機会に是非ご高覧ください。
ご来場お待ちしております。



松村英治 陶展
ARK 2F ギャラリー遊星社
8/22(土)~9/13(日)
※本展覧会、8/30(日)までのご案内でしたが、会期が延長となりました。(8/30追記)